おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

16万人の直接請求を拒否した静岡県議会


 

午前7時の気温は、プラス8度。

今朝もデッキは濡れておりまする。ただし、空はズンズン晴れ間の広がる気配でござる。

ようやく天気も回復でしょうか?

昨夜は、写真の「ピアノデュオコンサート」(アンドレアス・ドナットさんと井村理子さん)を聴きに、ハニーさんとお隣ニセコ町の町民センターへ。

東京のムジカーザではひとり3000円の公演でしたけど、ご当地ではわずかひとり500円ってこともあり、行ってまいったのでござる。

会場はほぼ満席、司会は日本語と英語の二か国語でしておったりで、いかにも「国際地方都市」らしい雰囲気。

英語の司会は、後援にヒルトンニセコやスカイバスという外国資本の会社が入っておるためか。

このアンドレアス・ドナットさん、2009年にウィーンのベートーベン国際コンクールで特別賞を受賞されたそうで、クラシックに疎いおぢですが、「なんだか凄いぞ」感、たっぷりの演奏でござった。

井村理子さんも凄いのですが、美人でスタイルがよろしいのが気になって… 

スマンこってす!!

おふたりは、いまベルリン芸術大学で「クラウス・ヘルヴィッツさん」の下で勉強中だそうな。

両方とも1983年生まれの29歳で、いまも「大学で研鑽中」ってどういうことなのか、よくわかりませんです。

ついでながら、何で東京公演に次いでニセコ公演なのかもよくわかりませんでした。

オーストリア大使館の協力ってことは、スキーつながりか?

ってなことを、公演後に開かれた懇親会で聞いてくればよかったなぁ~

いずれにしても、めったに聴けない、レベルの高いピアノの演奏会には違いなかったのでござる。

 ただ、ハンガリー舞曲くらいしか、知ってる曲がないわけで、も少し素人にも分かりやすい曲があると楽しめたのですが…

ま、素人の悲しいところでござる。

さて、

静岡県浜岡原発を巡って、16万5000人が直接請求した住民投票条例案が県議会で否決されてもうた。

なんちゅう、アジャパーなことか!!

そもそもこの浜岡原発は、東海地震の発生が予測されるプレート境界の真上にあって、地震とともに原発事故が懸念される、ニッポンで一番危険な原発のひとつでござる。

 県議会の自民党議員は、こう述べたというから笑止千万じゃ。

「国策の原子力行政が地方の住民投票で左右されてよいのか」

なにおかいわんやでござる。

地域の住民なくして、国家の存在意義がありますかね。

3・11以降、ニッポンにおける原子力発電所の位置づけは180度変わったのですぞ!!

きのう、全中(全国農業協同組合中央会、JAの親玉じゃ)は、脱原発を宣言しておる。

全中は、自民党最大の支持母体でござる。

これをどう聞く、安倍晋三!!

とはいえ、「農家は畑を持って逃げれません」とニセコ町で行われた脱原発パレードのプラカードにもありましたけど、一旦原発事故が起きれば、農家は生きるすべを失うのです。

福島の農家はいま、原発事故によって、塗炭の苦しみを味わっておる。

場所によっては、農業なんぞまるでできない放射能まみれの畑となっておる。

全中が脱原発宣言するのは極めて真っ当でござる。

話は戻って、静岡県じゃ。

それにしても全会一致で「住民投票条例案が県議会で否決」ってどうなってるの?

ようは16万5000人の声が門前払いでござる。

既得権益にまみれた静岡県議会議員さま、カスじゃね。

ちなみに静岡県議会の構成は自民系37、民主系20、公明5、みんなの党2、自民系諸派1じゃ。

http://www.pref.shizuoka.jp/gikai/kousei/senkyokukousei.html

まともなのは知事の川勝平太さんぐらいってことらしい。

いやはや!!