おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

もし泊で事故なら、倶知安町はアジャパー!!


 

更新が遅れました。昼過ぎの今の気温は、16度とぽかぽか陽気。小春日和といった風情でござる。

ではありますが、午前7時の気温は、な、な、なんとマイナス1度。この秋一番の寒さとなりました。

それより寒かったのが、原子力規制委員会がきのう発表した、福島第1原発事故のような過酷事故が起きた場合の放射性物質の拡散シミュレーションじゃ。

それによると、泊原発では、共和町がある南東方向に拡散。事故後1週間の積算被ばく線量が100ミリシーベルトになる地点は19・9キロ離れた我が倶知安町に達するとか。

ようは、泊原発で事故が起きると、ここにはもう住めません、ということだ。気温がマイナスになった寒さどころでない、寒さでござる。

写真はきのう初めて行われた北海道防災訓練。不気味な雰囲気でござる。さっぱり何してるのか、説明も不足しておった。

加えて呆れたのが、独立行政法人原子力安全基盤機構という、いわゆる独法の人間がやって来て「放射線の基礎知識と原子力防災について」と題して行なった講演じゃ。

ようは原子力ムラによる広報でござる。1キロ当たりの野菜に含まれる放射性物質が食パンで30ベクレルだとか、ホウレンソウが200ベクレルだとか。

だから放射能は身近で安全と言いたいらしいけど、パンとかホウレンソウがキロ単位、これで200ベクレルっていわれても、おかしくないかぁ。

チェルノブイリ事故の話もしたけれど、子どもたちが甲状腺ガンになったとか、もしくはガンなんぞという言葉は一切なかったです。

子どもたちに散々ガンが発症してるのに全く触れないのでござる。この中で参加者の中から質問があった。資料に「被ばくした場合の被ばく医療機関への搬送」とあったので、その病院はどこですか?というもの。

そしたらさっぱり要領を得ず、で、ようやく答えたのが「岩内協会病院です」だと。

ちょっと、何を言ってるのって話じゃ!! 泊原発岩内町は隣接しておる。だからこの日の訓練は、そっちから避難している想定なのじゃ。

事故から逃げてきた場所に、舞い戻って治療するって、なにトンチンカンなことを言っておるのか、呆れて口あんぐりでござった。

「事故があったら正しい情報をもとに落ち着いて」とかの原子力ムラのお方は言ってましたけど、国や道は信用できませぬ。行政の言うままでは、福島県飯館村の住民みたいに、逃げていく先がどんどん汚染されるということにもなりかねん。

もしも事故が起きたら、自分を信じて、自分の意志で行動しないといけません。フクシマでも、事故後放射能汚染が激しい路上に、水をもらうため自分の子どもを並ばせた親が、たいそう後悔しておると言っておったです。

行政の情報をうのみにしたためでござる。

それにしても、事故が起きたら、我が家は一目散に逃げねばなりませぬ。それが分かっただけでもよしとしますか。ってことで、町長さん、まずはヨウ素剤を我が家に配布してくださいな、ヨロピク!!