おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

豊かで平和だった「戦後レジーム」、どこが悪い?


午前8時の気温はマイナス10度。

今朝もビュンビュン風が吹いて大荒れのお天気だ。

そんな中、おぢはどうやらきのうから風邪っぴきのようなのです。

朝起きたとき、片足立ちで靴下をはこうと思ったら、フラフラしてはけなかった。

片足立ちで靴下をはく習慣は、ロコモーティブシンドロームの毎朝の自己チェックでもある。

通称ロコモは「骨、関節、筋肉などの運動器の働きが衰え、介護が必要になったり、寝たきりになる可能性が高くなる」というもの。

なので、「筋肉が衰えてきたか? こりゃヤバイ!」と思ったけど、珍しく腰も痛いし、あちこちの関節も痛い。

そこでようやく風邪らしいとわかりました。

ある意味、ホッともしましたけどね。

そんなこんなで、きのうは何もせず、風邪薬を服用し、寝たり、起きたり、うだうだ過ごしたのでした。

で、今朝はというと、どうやら、まだ不調のようだ。

免疫力も落ちてるんだろう。

きょうも自宅でおとなしくすることにいたします。

さて、

安倍晋三総理は「戦後レジームからの脱却」と申しております。

ようするに「戦後は悪い」「戦後は間違っている」という認識だ。

だから「戦前はよかった」「戦前に戻したい」のが安倍晋三だ。

こう申しておるのは、自民党竹下登官房長官や二階堂官房長官の秘書を務め、その後は政治家に転身した藤井裕久さんでござる。

過日の北海道新聞がインタビュー記事を掲載しておる。

この人は、参院選に立候補した際に、「消費税を実行する」と訴えた方で、おぢなんか「なに言ってんだ!!」と反発した人でもある。

ではありますが、政治家として自身の信念を公約に掲げるなど、いまどきの政治家と比べるとまことに潔い。

選挙では、憲法改正に一切触れないくせに、終わったとたんにあれこれ言い出す二枚舌の安倍晋三とは大違いだ。

安倍総理の祖父である岸信介は、若き日の藤井さんにこう語ったという。

「俺がやろうとしている日米安保集団的自衛権ではない。日本はなにかあったらアメリカに守ってもらう。でも日本はアメリカに何かあっても守る義務はない。日本国憲法があるからだ」と申しておったそうだ。

論理は明快だ。

一方、孫はというと、一連の安保法改正で自衛隊を地の果てまで派遣することにした。

藤井さんは「論理も何もない」と厳しく指摘しておる。

また自民党の政治家で「大乱世の梶山」と呼ばれた梶山静六さんは、「与党はどんなつらくても、野党の質問を受けるべきだ」と申したそうです。

野党の質問時間を削るなど、数の力で強引に国会運営を進めるのが安倍政権だ。

梶山さんの爪の垢でも煎じて飲んではいかがか?

ことほど左様、保守政治家といわれる多くの良心的な政治家からも「胡散臭さを指摘される」のが安倍政権の本質だ。

よくよく目を見開いていないと、ニッポンはとんでもないことになると改めて申しておきましょう。