おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

画期的!! 「高裁」が伊方原発3号機の停止を命令


午前7時30分の気温はマイナス2度。

きのうから今朝にかけての積雪は10センチほど。

未明には、ガーガーと喧しく除雪車が通りました。

いまあたりはしんと静まり返っております。

ご当地はすっかり真冬の趣でござる。

予報では今日のお天気、曇り時々雪とのことだ。

どんな一日になるのかなぁ、、、

さて、

原子力規制委員会の安全審査は、活断層の活動性を否定する北電の主張を「信頼性が足りない」として再検討を命じたと、9日付の読売新聞が伝えておる。

ある規制委員会の委員は「活動を否定しないといけない断層が(原発)の直下にある。否定できなければ、立地不適になる」と申したそうな。

泊原発の敷地内には11本の断層が走っておって、これが将来活動する可能性がある「活断層」かどうかの審査が行なわれておるそうだ。

なかには「原発の主要設備の下を通る断層もある」というから穏やかでない。

規制委は、約12~13万年前以前に活動があったかどうかを「活断層の目安」にしておるそうだ。

ところが北電側は、これを証明する証拠が不十分だそうで、立証に苦しんでおると記事は書いておる。

どうやら、12~3万年以前に活動があった可能性がありそうですわ。

しかも敷地の外の海底でも活断層が存在する可能性も指摘されておるとか。

やっぱ、泊原発はこのまま「止まり」にしておくのがよろしい。

一般の北海道民は、原発が動かなくてもなんの不自由もない。

困るのは3万戸ともいわれる「オール電化の家」でしょうかね。

一旦動かすと、昼夜を問わず同じ状態で発電する原発は、深夜に電気が大量に余る。

これを活用するのがオール電化だ。

だからお安くなるわけですが、原発が動かないと、いまんとこオール電化にはメリットがないもんねぇ、、、

まして、長期にわたる電力事故が冬にでも起きれば、凍え死ぬ可能性があるのがオール電化の困ったところだ。

もっとも、各家庭で自家発電し、蓄電して、電気を売ったり買ったりする仕組みができると、オール電化はとても有効になる。

各家庭で発電するから、停電も心配ない。

家庭の発電が不調なときは電力会社の電気を買うこともできる。

いまのままでの「オール電化」は、万が一の事態で1週間も停電になれば、冬の北海道では凍え死ぬ危険がある。

長期の停電による危険は、東日本大震災で多くの国民が学んだことだったと思うけどなぁ、、、

そんなこんなのきょうこの頃、

四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを求めた仮処分の即時抗告審が13日開かれた。

で、広島高裁は「運転を差し止める」という歴史的な決定をいたしました。

どこが歴史的かというと、これまで地裁レベルではいくつもの原発で運転差し止めの決定をしておる。

ところが、これが高裁でひっくり返されてきたのがこれまでのニッポン国内裁判の実態だった。

これをひっくり返したから歴史的なのだ。

今回の裁判長は、阿蘇カルデラで大規模噴火が起きたら、「火砕流が到達する可能性が小さいとはいえず、立地には適さない」としたのです。

しかも、いまは電気が足りてる時代だ。

というよりむしろ少子高齢化で「電気が余る時代」に突入しておる。

さらに、北朝鮮がニッポンの原発を破壊のターゲットにすれば、この国は一瞬にしてアジャパーだ。

そこに、首都直下型地震や、南海トラフなど大地震のリスクもある。

政府や経産省がなんと言おうとも、原発の電気が安いというのが「大ウソ」というのも国民にバレちゃった。

加えて電気は余ってきており、テロの格好のターゲットだ。

原発は、不要どころか、存在そのものが大変なリスクになったのだと申しておきましょう。