
Eテレの体操を終えた午前6時40分です。
昨夜から雨が降ったり止んだりしております。
ただいまは止んでおりますが、空は真っ黒で気温は14度だ。
きょうは曇り時々晴れのお天気で、ご当地の最高気温は22度の予想です。
気温は高くなってまいりましたけど、パッとしないお天気が続きます。
さて、
北海道では6月1日のきのうから、学校が再開されたり、札幌ではススキノのスナックやカラオケも解除されたとか。
新型コロナウイルスの何が解決されたわけでもないけど、徐々にあれこれ動き出した。
再三指摘しておる通り、「徹底した検査」で感染者と非感染者をしっかり分けさえすれば、経済はちゃんと動かすことができる。
そこがしっかりしないまま経済を動かせば、相当数いるだろうと言われる「無症状感染者」が再びコロナをまき散らす。
いまは「経済も、感染対策も」という二律背反をなんとかせねばならんのだ。
二つを両立させるには、しつこいようですが「検査、検査、検査」で無症状感染者をあぶり出して隔離するのだ。
これができていないわけですから、2週間後、再び全国各地で「第2波」「第3波」の感染拡大が危惧される。
またまた株価急降下のピンチなのだ。
いまのうちに一桁も二桁も検査を増やして、感染者と非感染者を確実に分離するのがこの国の喫緊の課題だ。
これができないと、この先「令和の恐慌」もいよいよ現実味を帯びてくる。
そんな中で自民党の若手議員、安藤裕さんの提言がまことによろしい。
曰く「国難を乗り越えるため真水100兆円の財政出動を」「消費税率もゼロにすべき」
真水100兆円には党内の2割も賛成だという。
これは「れいわ新選組」の主張でもあるし、「共産党も大賛成」だという。
コロナ危機により年間GDPが20%も喪失したという異常事態ですから当然と言えば当然だ。
なので令和の恐慌を防ぐには、
「国が損失を全て補償し、生産能力や雇用を維持するしかない。表稼業はもちろん、性風俗も含めた裏稼業まで、あらゆる社会の矛盾はあるけれど、そのままキープする。そうすれば終息後はV字回復し、コロナ後の世界で日本は存在感を発揮できます」という。
いいではないですか!!
恐慌の可能性が迫る中、とにかく国が「空前絶後のカネ」を投入することが必要だ。
「今、財政支出を拡大しないと、企業も雇用も守れません」はまことにごもっとも。
帝国データバンクはきのう、企業の経営破綻が累計で200件に達したと発表しておる。
「新型コロナ関連の経営破綻は2月26日に初めて確認され、累計で100件になるまでに61日かかった。それから200件に達するまでは35日しかたっておらず、増加ペースは2倍近くになっている」
ということで、倒産件数は急増中だが、ことは終息したわけでも何でもないわけですから、倒産は今後も急増する。
安藤さんは「資金繰りに窮した企業が不動産や株を投げ売りしたら、深刻な資産デフレを引き起こす恐れもあります」という。
まさに恐慌の到来です。
そんなことで「消費税ゼロ」は、すぐさま実施していただきたい。
大体コロナ以前に、「消費税の増税」でニッポン経済は急降下の途上だった。
そこにコロナですからどもこもならん。
そんなことで安藤さんはこう申しておる。
「今の日本の対立軸は『右か左か』ではなく、『緊縮か反緊縮か』。令和の政治は奪い合いから、皆が豊かになる経済政策に変えなくてはいけません」はごもっともだ。
未曽有の危機ですから、これを脱するには「大きな政府」で対応するしかない。
ここは大きな政府で「国が損失を全て補償し、生産能力や雇用を維持する」しか、未曽有の危機は乗り切れないのだと申しておきまする。