おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

演劇賞を総なめにした「焼き肉ドラゴン」映画版、観たいで~す!!


午前6時の気温はプラス15度。

今朝もどんよりした朝です。

雲が低く垂れこめて、相も変わらずお近くのニセコアンヌプリを見ることができません。

きょうは最高気温も21度に止まる。

おかげで肌寒い上に、終日降水確率が50%なのだ。

予報によると「向こう一週間は、前線や湿った空気の影響により、曇りや雨の降る日が多いでしょう」

ということで、「長雨に低温」が延々と続きそうです。

もっとも、気温は週の後半から少し高くなるそうだ。

当たり前ですけど、7月もそろそろ半ば。

あと2ヶ月もすれば北海道にはピューっと秋風が吹き出すのです。

このままギラギラする暑い夏のない年になるんでしょうか?

暑すぎるのも困るけど、さっぱり暑くないのも困るがニッポン人でござる。

加えて大雨による被害者は死亡・行方不明含めて200人近くにのぼる。

衷心からお見舞いを申し上げます。

ところで、

「伝説の舞台」と言われる「焼き肉ドラゴン」が映画化され、全国で上映中だけど、お近くの小樽イオンシネマでは上映されないのでまことに残念なことなのだ。

この作品、新国立劇場で2008年に初演され、その年の演劇賞を総なめにしたそうな。

その後再演されるたびに話題を呼んだとも。

「焼き肉ドラゴン」の舞台は、万博が開かれた1970年、関西の地方都市にある在日韓国人経営の焼き肉店だそうな。

出演しておるのは、主演が真木よう子さんで次女に井上真央さん、三女が桜庭ななみさんだ。

そして、いまや北海道が日本に誇る俳優といっていい大泉洋さんもご出演でござる。

伝説の舞台が、映画となって見られるというから、たいそう期待しておったけど、近くで上映予定がないのでは困る。

さらに困るのは、この映画をネトウヨが「反日映画」などというからうんざりする。

当然ながら、観てもいないであろう舞台や映画を、反日などと決めつける風潮が気持ち悪いし、不愉快だ。

映画の監督が鄭義信(チョンウィシン)さんだからか?

はたまた在日韓国人社会が舞台だからか?

ニッポンは、中国や北朝鮮とは違って、自由に発言し、自由に表現できる国ではなかったのか?

ネトウヨとそのお仲間たち、そもそもケツの穴が小さいから困る。

演劇賞を総なめにした優れた作品を、真っ当な観点から観ることができないって、どうよ???

安倍晋三さんと同じ、偏狭な思想、心情には吐き気がいたします。

仕方ないので、機会がありましたら、札幌で観ることにいたしますが、なんでもかんでも「反日」と決めつける風潮には嫌気がさしてきます。

批判はもちろん自由ですが、「決めつけ」「レッテル張り」する社会の風潮は、健全とはいえません。

自由闊達な社会、互いを認めあう懐の深い社会、大人の社会にならんきゃならんけど、そこからどんどん遠くなってきたのが昨今のニッポンだ。

「オレは正しい。お前は間違っている」ではなくて、「みんな違っていい。それぞれ違う意見だけど共存する」のが健全な社会ってもんだ。

排外主義の果て、軍部の独裁暴走を招いた過去の教訓を、ニッポン人は絶対に忘れてはいけないと思う、おぢでござる。