
午前7時の気温は、プラス1度。冷えた空気が何とも心地よい。吐く息も白くて、胸に入る空気も一段と澄みきった感じでござる。
とにもかくにも、いい朝でござる。きょう日中は、気温も20度近くまで上がるそうな。この秋最後の行楽日和かなぁ。仁木町や余市町の果物農家では、今週末あたりがぶどう狩りも最後らしい。
ってことで、きょうは義母が予てから希望しておった「ぶどう狩り」へ出かけまする。ひとり700円のぶどう狩り、そんなに食べることなどできないわけで、とても元など取れませぬ。ま、義母孝行ってことでござる。
きのうは、写真のように、薪割りしたあとに出てきた木の皮やらをストーブで燃やしながら、ハニーさんとコーヒーなどいただきましたです。
小春日和の夕方に、ストーブで暖を取りながらのコーヒー。たいした美味かった。11月にまたやってくるという東京の旧友Tにも、こういう山暮らしの楽しみを教えてやらんといけませんです。
さて、尾瀬国立公園の4割を所有する東電が、管理を国に依頼するのだという。まことに結構でござる。尾瀬の管理には年間2億円もかかるそうな。
でもって、この2億円と、所有しておるこんだけの土地は、「総括原価方式」でコスト、原価などに含まれるゆえ、すべて電気料金を計算する基礎になっておった。ま、手放すのが順当ってことでござる。
また、朝日新聞によると、東電は、国から求められた強度解析と補強工事を、福島第一原発で、していなかったことが分かったそうな。つまりは、2006年に改定した新しい耐震指針に沿った工事をしていなかったのだという。
保安院によると、原子炉の核分裂を調節する制御棒関連や配管など1~6号機の重要機器約600点以上で作業をしていなかったそうな。
いやはや、どもこもならんです。原発事故の前までは、「世界の東電」とか言われておったけれど、実態はまことにお粗末、いい加減な企業でござる。
それもこれも、地域独占企業だから、企業努力も何もしてこなくても、黙って儲かったためじゃ。企業努力なんぞという言葉なかったろうし、必要もなかったってことだろう。
ここは、トットと発送電分離をはじめとした、規制緩和を進めて、新規参入が可能なシステムにしないと、どもこもならん。だれもが気軽に電力産業に新規参入できるようにしないとねぇ。
そうなりゃ、原発を立地しておる地域に、再生可能な風力、波力発電なんかを誘致して、こういう発電にこそ補助金出して、事実上の脱原発が可能な状況を作り出すことも出来るってもんだ。
原発から脱却しようにも、補助金やら何やらで、がんじがらめ、ズブズブの状況は、ほかの名目で補助金を出してやらんと解決がつきませぬ。
ホンに嫌らしいシステムで原発の立地をしてきたものですなぁ。