おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

昭和の陸軍、なぜ国家を破滅させたのか



文藝春秋の6月号がとっても面白い。
「大研究 昭和の陸軍 なぜ国家を破滅させたのか」を読みたくて買ったのじゃ。
旧陸軍幹部のアホバカが、どれほど酷いかよくわかって、たいそうよかった。
有名な話じゃけど、ノモンハン事件で大暴走し、大勢のニッポン兵を殺してしまった服部卓四郎と辻政信には、改めて口あんぐり。

この辻が、戦後も生き残り、国会議員をしておったってぇのには、ひっくり返ったね。
この国の有権者は、あまりに無知でござった。
この辻こそ戦争犯罪人なのにねぇ。

それよりなにより、柳田邦男氏が連載中の「新・がん50人の勇気-ハナ肇から越路吹雪まで-」が秀逸じゃった。
ハナ肇は、付き人だったなべおさみ氏がみごとに最期を看取っておるのだけれど、これがなかなか凄い。
最期の時までウケを狙っていたハナ肇の様子が、とってもよい。

芦田伸介さんを看取った娘の話も壮絶で、芦田さんの役者に賭ける心情も凄まじいものがありました。
だれもがいずれ迎えなければならない、「最期の時」しみじみさせられましたです。
ご一読をお薦めいたします。

さて、そんなこんな、あれやこれやの今週でした。
おぢはこれからハニーさんとうれし恥ずかし楽しい週末でござります。
どろどろした世俗を離れ、のんびり、ゆったりした時間を過ごしますです。

一度の人生、みなさん、楽しく過ごしましょうねぇ~