おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

野菜の大人買い


午前7時の気温は、プラス21度で曇り空。でも、なんとはなし、涼しい朝でござる。気持ちがよろしいねぇ。秋の気配が近づいておる感じで、気持ちもホッとしてまいります。

ジリジリ暑いのは、もう勘弁じゃ。このところ、ニセコ羊蹄山麓は大勢の観光客やら東北からの避難の方がごっちゃり来ておるけど、あんまり涼しくない夏で、なんとも申し訳ない気がいたしておりました。

暑い本州を逃れてきて、似たりゴンベの気温では、たいそうがっかりなことじゃ。せっかく涼しいはずの北海道に来たのにスマンこってす!!

実はここんとこ、福島県の母子らがご当地に大勢来ておりまする。札幌の旧友Iも、そのお手伝いボランティアで我が家に来ておる。

福島からの皆さんは、蘭越町国民宿舎に宿泊し、ニセコのミルク工房やらの観光地で楽しく遊んでおる。しかも半袖でマスクなしじゃ。福島県では、外で遊ぶなど考えられんことだそうな。

このグループの宿泊も、きょうまでだそう。あすからは札幌。そんな中、きのうはニセコの道の駅などへまいったそうな。

そこで事件が起きましたです。福島県から参加していた子供たちの母親が、血相変えて野菜を買い求めたそうな。ようは野菜の大人買い

2万円も3万円も野菜を買い求め、福島県に送っておったのだそうな。ホントは30分の予定だったけれど、レジに並ぶだけで、30分もかかる大騒ぎ。

ようは、放射能汚染されていないニセコの野菜を福島県の友人やら親戚やらに大量に送っておったのじゃ。そんなこと、誰も気が付きませんでした。

子供たちを放射線のある福島からこちらに呼んで、ただ楽しく過ごしていただれば、いいと思っておった。ところが考えてみれば、福島で売っておる野菜はほぼ、放射能汚染したものじゃ。

だから母親たちは、ニセコの野菜を必死で買い求めておった。なんか悲しいです。我が家でも真狩村の義母が、余るほど野菜を作っておる。

その一部でも、福島県に送ってあげる算段を、いまハニーさんとしておりまする。ご当地では、でき秋ともなれば、野菜があっちへ行ったりこっちへ行ったり、処分に困るほど。

そんな野菜も福島県の方々にとっては、新鮮な上に「汚染されていない」極上品じゃ。採れすぎて困るほどの野菜を福島県に送る手立てが必要な今日この頃でございます、ハイ!!