おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「戦後史の正体」は読まねば!!


 

午前6時の気温はプラス11度。冷たい雨がざぁざぁ降っておりまする。

今朝は午前4時半に目が覚めました。もっとも寝たのは午後9時過ぎ。おぢは肉体的な疲れ、ハニーさんは、どうやら風邪らしい。

いまもタオルケットに毛布に掛け布団の3枚掛けで寝ておりまする。心配なことでござる。

予報によると、きょうもあすもどうやらこんな天気らしい。秋は雨ばっかで困るなぁ。

でもきのうは、朝から夕方まで、ずーっと晴れておりました。

そんなわけで、朝から薪の取り込み作業をしようと準備してましたら、薪を運搬する「キャリアー」のエンジンがかからない。

どうやら、「エンジンがかぶる」という状態らしいけど、機械に疎いおぢではどもこもなりませぬ。

そんなことで、薪を運ぶのは諦めて、これまた放置プレー状態となっておる春に買い求めた薪をチェンソーで切ることに。

で久々に、チェンソーの2か所にオイルを入れて、燃料を入れて、動かしてみましたけど、これが絶好調!! ソーをこの夏、札幌のジョイフルAKで交換した我が家のチェンソーの切れること切れること。

トラック1台分の薪の玉切りは、4時間ほどで軽く終わったのでした。

真狩のTさん兄がいつも言ってますけど「仕事は、人間がするんでなくて、機械がするんです」は、まことにごもっともでござる。

もっとも、少し力仕事を頑張ったためか、すっかり筋肉痛で、身体のあちこちの痛いこと痛いこと。しみじみ歳を実感したのでござった。

そこで、本来ならジムへ行って、ストレッチして温泉に入れば、楽になったでしょうけど、きのうはジムはお休みでござった。

年中無休のホテルゆえ、ジムも年中無休で当たりと思うけどなぁ…

それでも、温泉にいつもより長く浸かったせいか、今朝はかなり楽でござる。

考えてみれば、びゅんびゅん太い丸太を軽快なタッチで切っていくチェンソーと、薪運びはニッチもさっちもいかないことになった、さっぱり動かないキャリアー。

まことに対照的でござった。

中古品のキャリアーでは、やっぱ、どもこもならんです。おりをみて、新品と交換することにいたします。といっても30万円はするだろねぇ…

機械を管理をする知識も知恵もない上に、生来の無精者。そんな素人のおぢには、いつでも簡単に動かせる機械でないとねぇ。中古じゃ、ダメってこと。

都会暮らしなら、あれこれ機械を動かす知識なんか、まるで必要なかったのにさ。トホホなじいさんでございます。

さて、

おぢの愛読誌、週刊文春10月25日号に大した驚いた。小林信彦さんの「本音を申せば」が、元外務官僚の孫崎享さんが書いた「戦後史の正体」という本をお勧めしておるけれど、この中身にビックリしたのでござる。

この本によると、東京地検特捜部は、1947年というから戦後間もなく、GHQのために働く捜査機関として発足しておるそうな。

まずはこれだけでびっくりでござる。一国の捜査機関が、そもそも米国のポチだというから口あんぐりでござる。でもって、その後進が、米国の方針に反する首相たちを失脚させるべく動く特捜部になったというから、驚天動地でござる。

芦田首相追い落としのパターンが、のちの田中角栄に用いられ、竹下登、橋下龍太郎、そして小沢一郎まで続いているという。

つまりは占領中の特捜部と同じ動きを今もしているのが東京地検特捜部だというのだ。

仮にそうだとすると、一連の小沢一郎を巡る捜査も、裁判もまことに腑に落ちる。

きょう、さっそくこの「戦後史の正体」、買ってくることにいたしますです、ハイ!!

ついでながら、同誌の「阿川佐和子のこの人に会いたい」に女優の大谷直子さんが登場しておる。この方、1950年生まれ、おぢより一つ年上だったのですなぁ。

岡本喜八監督の「肉弾」で衝撃デビューして、先日亡くなったシルビア・クリステルさんと同様、ずいぶんお世話になりました。

鈴木清順の「ツゴイネルワイゼン」も忘れられませぬ。

その大谷直子さんが、実は悪性リンパ腫を克服していたのだそうな。これにも驚きましたね。悪性リンパ腫にり患していたのも驚きですけど、これを克服していたというのも凄いです。

抗がん剤がピッタンコだったのですなぁ。運の強いお方です。その大谷さんの最新作が震災と原発をテーマにした映画「希望の国」だそうな。

この映画も見逃せませんです、ハイ!!